カスタム設計

マシンテクノロジーの設計思想

特許情報

高安全性

特に量産型の大規模設備の場合、作業上いろいろな危険な場面が想定されます。高所からの作業者の転落、回転部分での挟まれ、高電流・高電圧の感電など。
これら様々な危険なシーンを未然に防止するよう、最大限の危険予知を行い、作業者・オペレーターが安全に操作できる設備を設計します。

高精度

蒸着機を設計する前に、先ず、目標とする蒸着膜の膜質について明らかにします。
技術的課題がある場合は、サンプル試作・評価等の技術協力が可能です。
また、目標の膜質を得るための最適な蒸着法を選択するなど、マシン・テクノロジーのノウハウを注入した設備設計をいたします。

高生産性

生産設備の場合、歩留の高い製品をいかに効率よく生産するか、これが生産現場の第一の使命と考えます。
構想設計の段階でお客さまの製品の不良モードをお聞きし、設備要因の不良が発生しない設備設計はもちろん、他要因の不良も設備側で補填できるような設計につとめます。
また、真空装置がかかえる課題として所定の真空度までの到達時間、つまり生産に寄与しない時間が発生する、ということがあります。
これをゼロにすることは不可能に近いものの、チャンバー容量・真空ポンプの選定・排気配管の配置等々を考慮し、真空到達時間の最大短縮化設計を行います。

シンプルデザインと高メンテナンス性

余分な部品、付属装置が増えればそれだけトラブルリスクが増加します。また、それらが増えることで、高価格にもなりますし、大きい装置では重量も大きくなります。必要最小の部品点数で、シンプルな構造になるよう設計します。
また、真空装置の性質上、なるべく真空チャンバーの容量を小さく、中に収める生産・実験装置をコンパクトに設計するため、多くの現場で、生産、実験の複雑な段取り作業で苦労されている場面に遭遇します。
このような問題を解消するため、可動装置等を工夫し、なるべくチャンバー外で段取りできるよう考慮した設計を行います。
また、消耗品の交換作業、万が一の修理、将来的な改造等を考慮した、「手が入る余裕がある」「人が侵入できる余裕がある」メンテナンススペースが確保される「人にやさしい真空装置」を設計します。


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